歌舞伎ではないお芝居に出て、歌舞伎に戻ると落ち着きます。僕はスーツを着ているよりも着物を着ているほうがほっとします。先日、「芸の真髄シリーズ」の「筝曲」(8月23日国立劇場)で、久しぶりに地唄で『長刀屋島(なぎなたやしま)』を舞わせていただきましたが、ああいった格好をしているほうが僕はしっくりきます。三味線の音がすると、リラックスできるんです。帰るところがあるというのはいいものだと思います。(ようこそ歌舞伎へ「片岡愛之助」4/4 | 歌舞伎美人(かぶきびと))見ている方も、三味線音楽にのって踊ったりお芝居したりするのが好きです。