團十郎を敬愛した吉右衛門は、もちろん「團十郎型」だった。切手の歌舞伎シリーズでも、「團十郎型」の「制札の見得」を切っている。
九代目團十郎を敬愛。團十郎仕込みの近代性を身に付け、明治時代末から昭和時代にかけては、六代目尾上菊五郎と共に一時代を築き、晩年には文化勲章も受章した。(東京新聞:<歌い踊る切手>熊谷次郎直實・初世中村吉右衛門(1992年) わずか二代の大名跡:伝統芸能(TOKYO Web))