大使館で同時に上演されたのはインド南部ケララ州の舞踊劇「カタカリ」。かつてその演者は男性に限られていたという。 奇抜な化粧や色鮮やかな衣裳で身振り手振り、目の動きなどで物語や感情を表現する芸能に触れた菊之助。その心に湧き上がったのは、「もしかしたら歌舞伎のルーツはカタカリにあるのではないか…」という思い。そして「歌舞伎が両国文化交流の架け橋を担うことができたら」という願いは、より強固なものになったという。(菊之助 in インド | 歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」極付印度伝 マハーバーラタ戦記)実際インドに行き、肌で感じたことは役作りにダイレクトに繋がるでしょう。写真多数あり。