2017年10月27日金曜日

11月国立劇場・新歌舞伎2本立て 墓前に誓う成功

三四年の歌舞伎初演で、梅玉が「神のように尊敬している大先輩」という十五代市村羽左衛門がつとめて以来、時次郎は二枚目系の役者が挑んできた役。「いつもの私のイメージと違うと思われるかもしれませんが」と話す。
松緑が「極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)」で初舞台を踏んだ八一年二月の東京・歌舞伎座で父が演じて以来、三十六年ぶりの上演となる。松緑は「父の機嫌がすごく悪かった記憶がある。神経をすり減らしながら出羽守に向き合っていたのだと思う」と振り返る。  六歳で父の出羽守に接し「子供ながらに、ほの暗い情念に魅入られ、いつか自分も表現したいとの思いを秘めてきた」と明かす。「出羽守の執着を少しでも表現できれば」と意気込む。(東京新聞:11月国立劇場・新歌舞伎2本立て 墓前に誓う成功:伝統芸能(TOKYO Web))
とても楽しみです。梅玉さんの時次郎、松緑さんのの出羽守。