2017年11月26日日曜日

最後の幸四郎

慣れ親しんだ名前の「最後の一日」を飾るのにふさわしいと、自ら選んだ「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」が最後の演目となった。演じるのは、切腹へと向かっていく大石内蔵助。狂気すら感じさせる熱演を見せた幸四郎は花道に消えた。  終演後、万雷の拍手は3分以上も鳴りやまない。響き続ける音に応えるように、なんと幸四郎が花道の奥から舞台へと戻って来た。「私ども3人、本日をもって今の名前に別れを告げます。別れの時にたくさんのあたたかい拍手、ありがとうございます」。歌舞伎座では異例のカーテンコール。75歳の名優は父親、そして祖父の顔になって2人の後継者を手招きした。(最後の「松本幸四郎」に2000人総立ち 万雷の拍手は3分以上も鳴りやまず : スポーツ報知)
「最後の一日」でしたね。3代揃っての襲名披露は来春です。