2017年12月17日日曜日

石井啓夫の劇評 2017年12月 国立劇場

「三番叟物」の中でも珍しい作品で、大薩摩の勇壮な語りと三味線に導かれ、曽我二の宮実ハ如月姫の中村雀右衛門(じゃくえもん)がセリ上がる。きりりとした三番叟から艶やかにくだけ、やがて本性あらわに白布を勢いよく振る「布晒し」の躍動感へと変化する踊りが美しい。(【鑑賞眼】粋な着流し 歌舞伎の匂い…国立劇場「今様三番三」「隅田春妓女容性」(1/2ページ) - 産経ニュース)
いつもと趣向の違う三番叟、面白そうです。