「菅秀才の首に相違ない、相違ござらん。でかした源蔵、よく討った」というせりふがあります。これも播磨屋の祖父の工夫ではないかと思いますが、「でかした」を我が子の首に言うんですね。そして、「源蔵、よく討った」と源蔵に向かって続け、辛い本心を隠します。心理描写が要求される難しい見せ場です。(ようこそ歌舞伎へ「二代目松本白鸚」2/4 | 歌舞伎美人(かぶきびと))