「吉例顔見世興行」の幕を開けたのは『寿曽我対面』。四代目橋之助が憧れの役だったという曽我五郎を勤め、三代目福之助の近江、四代目歌之助の八幡と襲名する三人がそろい、劇中口上を述べました。「兄弟三人で力を合わせ、芸道に精進いたします」と口火を切った橋之助に続き、福之助が「芸に精進しますので、なにとぞご指導のほどよろしくお願いいたします」、福之助は「兄二人とともに力を合わせていきます」と、初めての顔見世興行出演となる二人も堂々とした口上で、大きな拍手を浴びました。(ロームシアター京都「吉例顔見世興行」初日開幕 | 歌舞伎美人(かぶきびと))写真多数あり。