スケールの大きな人物像が強烈な印象を与える盗賊風間八郎(尾上菊五郎)の暗躍を中心に、人喰い馬・鬼鹿毛を鮮やかに乗りこなす馬術の名手・小栗判官兼氏(尾上菊之助)の曲馬乗り、風間と執権細川政元(中村時蔵)との虚々実々の駆け引き、照手姫(尾上右近)の危機を救う小栗の元家臣・浪七(尾上松緑)の命懸けの忠義と壮絶な立廻り、判官と照手姫の邂逅がもたらす長者の後家・お槙(中村時蔵)と判官を慕う娘・お駒(中村梅枝)の悲劇など、幕切れまで舞台から目が離せません!(国立劇場歌舞伎情報サイト | 独立行政法人 日本芸術文化振興会)