国太郎さんには、喜兵衛とは夫婦役になるということを大事にしていかないといけないと言われました。また歌舞伎役者にとって、亭主役がいる、女房役がいるというのは幸せなことだよ、ともおっしゃいました。その頃はまだ若いから、何を言われてもよくわからなかったけれど、年齢を超してくると、長いこと一緒にこういう芝居をしてきたことが大事なんだということがわかってきますね。(ようこそ歌舞伎へ「坂東玉三郎」3/4 | 歌舞伎美人(かぶきびと))