2018年3月11日日曜日

渡辺保の劇評 2018年3月 歌舞伎座

壱太郎の白糸はせりふに不思議な癖があって、なにをいっているのか分り難 いところがある。それに比べれば松也の村越欣弥は明瞭で、ことに大詰法廷の 場の声涙下る弁舌が聞かせる。(2018年3月歌舞伎座)
最後の最後、松也のセリフで泣かされた。目覚ましい活躍の中、しっかり力をつけていると思いました。