60年1月、九代目竹本文字太夫を襲名。81年に文楽太夫の最高位である切場(きりば)語りになり、85年4月、大阪・国立文楽劇場で「逆櫓(さかろ)」を語り七代目住太夫を襲名した。 89年に重要無形文化財保持者(人間国宝)となり、2002年に芸術院会員、04年に毎日芸術賞受賞。14年には文楽界で初の文化勲章を受章した。 11年12月に就任した橋下徹・前大阪市長が、文楽協会への補助金を「特権」と批判し、削減を表明した際には前面に立って文楽の価値を訴えた。(訃報:竹本住太夫さん 93歳=文楽太夫、人間国宝 - 毎日新聞)文楽協会への補助金の件ではトークイベントの時、将来を大変憂いておられました。私達も何とかしなくてはと強く思いました。若手も育って来ていますし、文楽ファンも増えています。天国より見守って下さい。合掌。