2018年5月21日月曜日

「夏芝居」吉右衛門の団七を=小玉祥子

「団七は恩を受けた人にはとことん尽くすいちずな男。義平次にも恩があるので、ずっと我慢していますが、自分の眉間(みけん)をたたき割られ、ついに殺しに至ります。『そこまでやられたらしようがないよ』といかにお客様を思わせられるかですね。また殺し場では、きれいな形を見せることも必要です」と吉右衛門は心得を語る。  今回は娘婿の尾上菊之助が女房のお梶、孫の寺嶋和史が市松を演じる。「よくできたお芝居で、体力の続く限り、ずっとやっていきたいです」(演劇散策:「夏芝居」吉右衛門の団七を=小玉祥子 - 毎日新聞)
宵宮という視覚的にも音楽的にも殺し場を引き立てるのが素晴らしいです。