2018年5月14日月曜日

渡辺保の劇評 2018年5月 渋谷コクーン

エピローグの与三郎の姿が目に沁みる。 晴れ渡った青空、白い雲の湧く下で、たった一人七之助の与三郎が舞台に座っ て、天に向かって「しがねえ恋の情が仇」という名セリフをつぶやく。(2018年5月コクーン歌舞伎)
良い場もあれば、そうでない場もあり、しかし観客に何か新しいメッセージを発信しているのだと思います。