2018年7月15日日曜日

石井啓夫の劇評 2018年7月 歌舞伎座

夜の部は「源氏物語」。祖父(十一代目市川團十郎)と父(十二代目團十郎)が演じてきた光源氏の愛の彷徨(ほうこう)を、光と闇の魂の叫びとして、能やオペラ、映像や華道のセットなど、多重な表現で平安絵巻を再現する。海老蔵の挑戦の心理は計り知れない。(【鑑賞眼】歌舞伎座「七月大歌舞伎」 海老蔵、計り知れない挑戦の心理 - 産経ニュース)
昼夜共に十一代目團十郎、十二代目團十郎 、当代海老蔵、そして勸玄と続く成田屋縁のお芝居です。光源氏も違った角度から捉えています。でも光の君はいつも美しい。