配役の話になり、海老蔵が真っ先に出した役名は、原作で羅生門の楼閣で死人の髪を抜く老婆。この役を「歌舞伎の古典にあるものを手本に」やっていきたいと話しました。また、「羅生門といえば、鬼の腕の話ですね」と、歌舞伎の『茨木』で、羅生門に出没する鬼、茨木童子を挙げて、その茨木童子の腕を切り落とした武将、渡辺綱を演じると明かしました。歌舞伎における羅生門の要素も、作品に盛り込まれるようです。さらに、六本木歌舞伎ではお馴染みの市川海老蔵という本人役に加え、「全部で4役の予定です」と、もう一つ、別の役を演じる可能性も示しました。(海老蔵、三宅健が語る「六本木歌舞伎」 | 歌舞伎美人(かぶきびと))