2019年5月10日金曜日

渡辺保の劇評 2019年5月 歌舞伎座

特筆すべきは菊之助の藤松はじめ若手総出のチーム・ワークで、菊五郎劇団 をここまで統率けん引してきた菊五郎の努力である。  ことに大詰の喧嘩場は、劇場中が沸き立つようなお祭り気分で、これまでに ない盛り上がり方であった。(2019年5月歌舞伎座)
三世代の團菊祭、若手が育ちシンのできる役者に成長したというのが嬉しいです。
め組の喧嘩は何回も観ていますが、辰五郎親分を長とする団結は他ではみられません。客席も役者も一体になって盛り上がります。丑之助襲名はただただ恵まれた環境にいるなと思いました。