特筆すべきは菊之助の藤松はじめ若手総出のチーム・ワークで、菊五郎劇団 をここまで統率けん引してきた菊五郎の努力である。 ことに大詰の喧嘩場は、劇場中が沸き立つようなお祭り気分で、これまでに ない盛り上がり方であった。(2019年5月歌舞伎座)