今回の公演では、政岡が千松と鶴千代にご飯を茶道のお点前にのっとって炊く、「飯炊き(ままたき)」の場面もあります。「ないときもありますが、やはり、ここはやった方がよいと」、今回とり入れることになりました。実際にやってみると、「もう大変です。芝居をしながらお点前の仕方、というのは…。本当にきちっと全部位置まで決まっていますし、そういうのをひとつ忘れると、わからなくなったりしますので。そこはもう、踊りの振りのように覚えたほうがいいと」、玉三郎に言われたと話します。(七之助が語る、「八月納涼歌舞伎」 | 歌舞伎美人(かぶきびと))