私も役者になってから初めて8か月間のお休みをいただき、こうして最初に出演する舞台が国立劇場ということで、何を出したらいいかと考えていました。「魚屋宗五郎」には思い入れがありますし、ちょうどベストメンバーが組めましたので、上演させていただくことになりました。身震いするような喜びです。どういう舞台になるか楽しみで、私も一所懸命勤めてまいります。
母・延寿の役を弟の(中村)魁春が勤めるのも楽しみです。芝居の中で一番重要なテーマは母子の情愛だと思いますが、二人でそうした親子の雰囲気をうまく出せるのではないかと期待しています。(【10月歌舞伎公演】尾上菊五郎、中村梅玉が意気込みを語りました!| 国立劇場歌舞伎情報サイト | 独立行政法人 日本芸術文化振興会)