《襲名発表の会見(平成26年4月)の席上、鴈治郎さんが語った言葉は印象的だった。「関西のみなさまに愛される鴈治郎になりたい。そして、上方文化の隆盛に全力を注ぎたい」と》(【話の肖像画】歌舞伎俳優・中村鴈治郎(62)(13) 「上方文化」見つめる四代目(2/2ページ) - 産経ニュース)
まだ歌舞伎の右も左もわからないときです。近松座は、古典をそのまま上演するのではなく、いま上演されていない近松作品を復活上演したり、近松の原作にのっとって上演するという活動でした。資料などをもとに、一から芝居を作り上げていくわけで、私も自分に与えられたお役を自分で考えて作っていかないといけなかったんです。古典もわかっていない時期に歌舞伎のお役を作っていく作業はあまりにも大変でした。(【話の肖像画】歌舞伎俳優・中村鴈治郎(62)(14)近松座から学んだ歌舞伎(2/2ページ) - 産経ニュース)