2021年2月2日火曜日

【話の肖像画】歌舞伎俳優・中村鴈治郎(61)(2) 「まねき」に藤十郎なく喪失感

 その映像には、父が顔見世で自分のまねきが上がっているのを見ている場面があって、すごくうれしそうなんですよ。24年の顔見世では、上方歌舞伎の「坂田藤十郎」と江戸歌舞伎の「市川團十郎」のまねきが一緒に上がりました。父はいつも、「江戸歌舞伎と上方歌舞伎が両輪として栄えてこそ真の歌舞伎の繁栄」と言っていましたが、望んでいたことがかなったわけですから、そのときの喜びもすごかったですね。(【話の肖像画】歌舞伎俳優・中村鴈治郎(61)(2) 「まねき」に藤十郎なく喪失感(1/2ページ) - 産経ニュース)