まず饗応。菊之助は研究熱心で、御簾内の第一声、妹桔梗が山口玄蕃に口説かれ、進退窮まって自害しようとするのを止めて「ヤレ待て桔梗、早まるな」が、別人かと思うほど光秀らしく、低い呂の声の発声、せりふ廻し、意気込み、よく研究している。(2021年3月国立劇場 – 渡辺保の歌舞伎劇評)
たとえニンではなくても、役を広げようと挑戦する菊之助にエールをおくりたい。