2021年6月23日水曜日

BSTBS 6/26 土 19:00 〜 20:54 美空ひばり33回忌特番 歌姫が抱く夢のすべて 猿之助出演

 美空ひばり33回忌特番 歌姫が抱く夢のすべて

9歳で芸能活動をスタートさせ、映画、テレビ、舞台、コンサートで活躍し、名声を手にしたが、その人生を振り返る時、“果たせた夢”と“果たす事ができなかった夢”があった。今回、美空ひばり33回忌に際し、“ひばりの夢”をキーワードに誕生から旅立ちまでをヒット曲と共に紹介して行く。また、TBSに保存された美空ひばりの貴重な映像や肉声テープも併せて紹介する。

【出演】市川猿之助、奈良岡朋子、日野皓正【ナレーター】窪田等(美空ひばり33回忌特番 歌姫が抱く夢のすべて - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表])

2021年6月13日日曜日

クイズ!THE違和感 TBS14日19:00~猿之助出演

 クイズ!THE違和感SP市川猿之助襲来!千鳥&高梨臨カップヌードル本物見抜け!(クイズ!THE違和感 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表] - 見逃し配信情報や番組詳細も!)

矢内賢二の劇評 2021年6月 歌舞伎座・国立劇場

 片岡仁左衛門は病み衰えてなお桜姫に執着する清玄の哀れさを、一方の権助では男くさい色気と愛嬌(あいきょう)とを対照的に見せる。坂東玉三郎の桜姫は、岩淵庵室の場での花道の引っ込み、「毒食わば」のせりふが印象的。権助の容貌が変わるのを見て己の因果をさとり、覚悟を極める心が鮮烈に表れ出る。風鈴お姫となっての女郎姿はまことにすっきりとして目を奪われる。公家言葉の混じる鉄火なせりふにはまるで衒(てら)いがなく、ごく自然にこの女性の奇怪な人生を想起させて見事。

尾上松緑の若々しい長兵衛が新鮮で、娘への愛情や職人らしい短気と矜持(きょうじ)が明確。(<歌舞伎評 矢内賢二>歌舞伎座「六月大歌舞伎」など 大評判の「孝玉」 ふたたび:東京新聞 TOKYO Web)

2021年6月11日金曜日

第23回 音の会 2021年8月13日(金)~2021年8月14日(土)

第23回音の会(第23回 音の会)

 

配役(03.nenokai.pdf)

7月歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』公演情報

 令和3年7月歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』(令和3年7月歌舞伎鑑賞教室『義経千本桜』)

上村以和於の随談第642回 五月のもろもろ 2021年5月

 第二部の「道行旅路の花聟」が気に入った。いかにも歌舞伎を見ている愉悦があって今月一番のいい気分だった。こういう愉悦は清元ならではでもあるが、梅枝のおかるが期待に応える良きものだったし、錦之助の勘平も、この段の勘平としてうまくはまっている。萬太郎の伴内といい、思えばみな、三代目歌六のひ孫たちである。(随談第642回 五月のもろもろ | 演劇評論家 上村以和於公式サイト)

児玉竜一の劇評 2021年6月 歌舞伎座

市川猿之助の新作「日蓮 愛を知る鬼(ひと)」(横内謙介構成・脚本・演出)は、法華経を広めるべく叡山を出るまで、1時間のせりふ劇。中村隼人が堂々と一角を占め、先代譲りで梅原猛の日本学に親炙(しんしゃ)する猿之助ならではの、思索と知識に裏打ちされたせりふの力で、ともかくも圧倒する。((評・舞台)歌舞伎座「六月大歌舞伎」 玉三郎と仁左衛門、若さで魅了:朝日新聞デジタル)

2021年6月7日月曜日

渡辺保の劇評 2021年6月 国立劇場

 二代目松緑の孫の現松緑は、その難しい方の、すなわち祖父の、明るくって、能天気な、さっぱりした江戸っ子にポイントを置く方に挑戦して、七分通り成功した。決して完全とはいわない。むろん芸としてはこれからだし、未完成でもある。しかし敢えて難しい方に立ってここまで来たのは、成功といわなければならない。(2021年6月国立劇場 – 渡辺保の歌舞伎劇評)

渡辺保の劇評 2021年6月 歌舞伎座 二部

 次がこの一幕の白眉、桜姫が清玄に襲われる立ち廻り。ここが三十六年前と演出は同じでも、その出来の全く違うところ、ましてその意味するところに天地雲泥の差があるのが今度の収穫である。すなわち逃廻る桜姫が庵室の経巻を投げる。それを枷にいくつかの二人の見得の、歌舞伎座の広い舞台一杯に広がる絢爛たる美しさ。その形の美しさに見ていて陶然となったのは私ばかりではない。(2021年6月歌舞伎座 第二部 – 渡辺保の歌舞伎劇評)

渡辺保の劇評 2021年6月 歌舞伎座一部

 次は舞踊「夕顔棚」は、菊五郎の婆、左團次の爺が、初演の初代猿翁の婆が乳房を見せるエログロと違って、乳房を見せてもアッサリと品がいい。舞踊としては大した手が付いているわけではないが、左團次と二人品格を保って後味がいい。里の男は巳之助、女は米吉。菊五郎版では初演と違って大勢の里の男女が出て、踊りながら花道を入って行くが、これだけ並んでいる中で巳之助の手振りの面白さが抜群。(2021年6月歌舞伎座 第一部 – 渡辺保の歌舞伎劇評)