このお芝居のもう一つの特徴は、お伊勢様を中心とする独特の情景や情緒です。二見ヶ浦で朝日が昇ってくる風情や、お茶屋では伊勢音頭の舞の会が開かれ、季節は夏、提灯も掛かっていますし、薄着で団扇をもってお芝居が進んでいく……、そういった全体を包み込む風情や情景も大きなポイントです。お家騒動のなかに、江戸の民衆の憧れであった「お伊勢様」の世界を持ってきたところに、やはり作者の意図があるのだと思います。お客様にはその世界に入り込んでいただいて、このお芝居を楽しんでいただきたいです。(【10月歌舞伎公演】 『通し狂言 伊勢音頭恋寝刃』中村梅玉、中村時蔵、中村又五郎が意気込みを語りました!| 国立劇場歌舞伎情報サイト | 独立行政法人 日本芸術文化振興会)
2021年9月22日水曜日
【10月歌舞伎公演】『通し狂言 伊勢音頭恋寝刃』 中村梅玉、中村時蔵、中村又五郎が 意気込みを語りました!
NHKEテレ9/24 金 21:00 〜 21:55にっぽんの芸能「蔵出し!名舞台 歌舞伎の求道者・十世坂東三津五郎」
究極の型と台詞で観客をうならせた名人芸の数々。当たり役「蘭平物狂」「魚屋宗五郎」「近松心中物語」「娘道成寺」「傀儡師」から。▽長男・坂東巳之助が語る、父・三津五郎。▽日本舞踊坂東流の家元として舞踊界をリード。先人の残した演出や工夫を常に研究、自らの舞台に生かす姿勢。▽司会の高橋英樹と同じく「城」に魅せられ、全国を巡った三津五郎。▽ゲスト:小玉祥子(演劇評論家)(にっぽんの芸能 - Yahoo!テレビ.Gガイド [テレビ番組表])
飯塚友子の劇評 2021年9月 歌舞伎座
日本一有名な怪談「東海道四谷怪談」は多くの役者が演じ、アレンジも多様だ。様々な同作を見たが、今月の歌舞伎座「九月大歌舞伎」の第3部、片岡仁左衛門と坂東玉三郎が主演する舞台を見て、「これが四谷怪談か」と目の覚める思いがした。仁左衛門の色悪(二枚目の敵役)の魅力、哀れそのものの玉三郎の至芸。何としても見てほしい。(【鑑賞眼】歌舞伎座「九月大歌舞伎」 四谷怪談の決定版 - 産経ニュース)
2021年9月15日水曜日
2021年9月2日木曜日
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